薪ストーブと、放射能 part2

放射能汚染に関して私なりにまとめてみました。

・薪ストーブの薪は基準値(40ベクレル/s)以下のものを使用する。

・薪は信頼のおけるルートから調達する。

・当面の間、薪ストーブから出た灰は、敷地内に撒いたり肥料にしたりせず、ビニール袋などにきちんと密封して市町村のごみ収集に出す。

・放射線量の高い地域で、屋外に放置されていたような薪は使用しない方が良い。もしやむをえず使用する場合は、皮をむく、表面を洗い流すなどの除染を行い、むいた表皮や、使用後の灰はなるべ人の近寄らない場所に密封して保管し、すみやかにごみ収集に出す。

・前記した17都県の林業従事者や薪屋さん、薪ストーブ屋さんは、薪の放射線量の検査に合格した 薪だけを流通させているはずである。もし心配な場合は、販売者に40ベクレル/kg以下の薪であるか、あるいは安全に生産された薪であることを確認しよう。

・買うのではなく、人からもらいうけた薪に関しては、自己責任となる。どこで伐採されたものか、どんな保管状態だったのか、などを聞いておこう。

誰だって、放射能などを全く気にせずに、安心して薪ストーブライフを楽しみたいのです。しかし放射能の問題は、解決までに長い時間がかかることを覚悟しましょう。いつまで気をつければいいのか、それが3年なのか30年なのか、誰にもわかりません。薪についての基準値や、灰の処分方法なども、時間とともに変化するかもしれません。私も薪ストーブ屋のプロとして、できるだけ最新情報を集めておきたいと思っています。

薪ストーブはあらゆる場面で使用者のモラルに左右されます。基準値内の薪を使用するか、焼却灰をどう処理するか、多くがユーザーの意識にかかっていると言っても過言ではありません。それとともに、薪ストーブ屋の安全に対する知識や責任もさらに一層重要になってきていると思えるのです。


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筆者:鷲巣 勤プロフィール

薪ストーブショップ『ブロス』のオーナーとして薪ストーブの世界にかかわること25年あまり。自宅ではバーモントのアンコールを使用。横浜店ではモルソー・7140を、山中湖店ではデファイアントとヨツールF500を楽しんでいる。